センス
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年1月号掲載/2003年12月10日発売 )

  あの人はセンスがいいという表現をします。[センス]=[感覚]と訳されています。
その人から発せられた何かしらが全体の評価を受ける時、センスの良し悪しが問われます。
自分ではかなり良いつもりが、実は周りからセンスを疑われているのでは悲しすぎです。
素晴らしいもの、感動するもの、美しいもの、それは人であったり、景色であったり、
絵画であったり、そういう様々な良いものに、自ら積極的に触れ、自分の感覚そのものを
高める。自分の中にないものは、出せないし、伝わらない。
                




エッセンス
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年2月号掲載/2004年1月10日発売 )

  本質という事を常日ごろ考えます。
本当にいいものは、受け手が難しい事を知らなくても、精通してなくてもいいと伝わるはず。
現に世界の様々なビッグネームの作品は素晴らしいです。
素晴らしいものには必ずその理由があります。ビッグネームにその理由を聞くと感覚だけ
ではない様々な理知的な理由づけがあるように思います。それは私達人間が何をどう感じ、
何が心地よく、何が不快か、そんな根本的な本質の研究だと思います。今年の課題です。

最後になりましたが、皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
          




継続
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年3月号掲載/2004年2月10日発売 )

  ずっとやり続ける事、簡単なことでもわかりきっている事でも、ずっとやり続けるとその
結果は凄いでしょう。一日の効果はほとんど感じませんが、一ヶ月、半年、一年の差は
大きいですよね。自分に誓ったことを必ずやる事。

克己(こっき)おのれに勝つとはこの継続のことなのかな。
毎日コツコツと高いビジョンをもって、ずっと続ける。
くじけそうになっても、それでもやる!まさに継続は力なり。



サービス
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年4月号掲載/2004年3月10日発売 )

 お客様の満足を第一に考え、いいものをどんどん真似して取り入れると、
迎合していたり、もの真似ではなく、ますます自分らしさが出て来る。
その事を不思議に思っておりました。

自分を変化させるスピードが早くなり、自分が変わるしかないからです。
又そのことで、自分が何が心地よくて、何をしたがっているのかが、より
わかります。やれる事からすぐ採用して、取り入れてみる。
以外と簡単かもしれません。




ビジョン
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年5月号掲載/2004年4月10日発売 )

 スポーツには明確なゴールがあり、点数を入れる標的があります。
これほど目標のはっきりしたものは他にないでしょう。

 私達の日々の生活はとかく流されがちです。自分でゴールを設定し目標を
定めない限り、人生に翻弄されるだけです。

 あれもこれもしておけばよかったなんて終わりたくないです。
今の自分のポジションに満足していないなら、ゴールを設定して
動き出すことです。



一期一会
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年6月号掲載/2004年5月10日発売 )

 この演奏している場はどういうご縁だったかなと思います。

とても身近な方からの紹介のお客様で、その方が企画されたコンサートに
来ていただいたお客様が、CDを購入され、そのCDを聴かれた
友人の方が勤める会社の先輩が気に入って〜〜とか続きます。

どこに私の演奏を気に入っていただくかがいらっしゃるか、
どんな出会いがあるか、本当に未知数です。




フォルテピアノ?
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年7月号掲載/2004年6月10日発売 )

 演奏するのに、一番いい大きさは音楽用語で,やや・強くのメゾ・フォルテです。
でも私の場合は,やや・弱くのメゾ・ピアノ位がちょうどいいようです。
メゾ・ピアノの基本位置にいて、来るべき時に一気にとフォルテに持って行くと
ドラマチックな演奏となります。

音楽用語にメゾフォルテとメゾピアノの中間がないのが不思議です。
強くもない、弱くもないちょうど中間 もしその事をフォルテピアノと言っていいとしたら
ピアノを略記号fp(フォルテピアノ)とかぶってしまいますが、、、、。

頑張り過ぎでもない、力を抜きすぎでもない、フォルテピアノ
究極のバランス芸術かもしれませんね。



再構築
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年8月号掲載/2004年7月10日発売 )

 リ・ストラクチャー re structure  リストラと略されて、
半分は日本語みたいになってます。コストカット・人員削減・雇用を失う
あまり響きが良くないですね。本来は RE 再び・新しく・・・し直す。
リセット リメーク リサイクルなど タイトルは再構築です。

今あるものをもう一度見つめなおして、新たにやり変えたり、
一度白紙に戻し、もう一度最初から考えたり、心機一転して
新しい発見があるかもしれません。思わぬ宝が眠っているかもしれません。


スタディ
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年9月号掲載/2004年8月10日発売 )

 未解決の問題が山積みとなると、気持ちがめいってしまします。でもその中には
自分が解決する必要がない、他人のスタディがあるかもしれません。他人のスタディ
を自分が所有することで、お互いの本来の課題が遠のきます。

この部分を上手に見極める考えを取り入れるだけで、ずいぶんと楽になる
人は多いです。対人関係における懸念事項の一つ一つをチェックして、
祝福して手放す。

自分も楽になって、のちのち感謝されることもあるかもしれませんね。
 


水槽のめだか
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年10月号掲載/2004年9月10日発売 )

 知り合いから聞いためだかの話です。最初のもらった時、水槽に何十匹と入れたら、
翌朝ほとんど死んでいる。水を入れ替えまたまた同じくらいのめだかを入れたら、又同じ状態。

魚は自分がいる水槽の大きさに対しての生存数になるらしく、一定の数に収まると、それ以上は
増えないのだそうです。もし卵を産ませたかったら、水槽を大きくして然るべき環境を整えたら
良いそうです。又、大きい魚の種も水槽の大きさでそれ以上は大きくならない、もし大きくした
ければ、水槽を大きくする。

う〜ん!かんがえさせられますね。


良いことニュース
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年11月号掲載/2004年10月10日発売 )

 毎朝、毎日、新聞でテレビでラジオでたくさんの悲しい出来事や凄惨な事件を見聞きします。
でも同じくらい、世の中では素晴らしい出来事も起こっています。バランスに欠けた報道です。

水からエネルギーをとる 砂漠を緑化する 地雷の除去装置 驚異的なウィルスに対する
ワクチンの開発 難病を克服する漢方の処方 寄付の話 人助けの話 昔ながらの
川の再現し魚を戻す話 災害後のボランティアの話題 などなど世の中では素晴らしい
出来事もたくさんあります。

報道の半分は、良い事を取り上げるという法があってもいいと思うくらいです。



パラダイムシフト
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2004年12月号掲載/2004年11月10日発売 )

 ある時、今までとはまったく違った概念を持つものが出てきて、
市場を占めるものが出てきます。今までのあり方はくつがえされ、
新しいものにとって変わります。古い形に従事していた人は職を失います。

様々な分野でどれだけこの転換があって来たでしょうか。
利便性を追求するものほど、その転換は目まぐるしく感じます。

でもいつまでも変わらない普遍的な中心となるものがあります。
時代が変わっても変わらない本質があります。

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