クリスマスシーズン |
深町宏のHEART OF MINE ( タウン情報誌People 2005年1月号掲載/2005年12月10日発売 ) |
街中がキラキラして、店先ではクリスマスソングが流れ、夜になっても綺麗なのが、 この時期ですね。それもそのはず、北欧では長い夜の季節を過ごすのに身も心も寒く 暗くなりがちなので、赤い服を着てキラキラと飾りをつけて、華やかに過ごすのだそうです。 音楽にも鈴の音が入れられ、華やかに彩られます。 たくさんのクリスマスコンサートがあります。皆さん是非いらして下さい。 |
いいなあ
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年4月号掲載/2005年3月10日発売 )
現在活躍されている人の出生のエピソードやその環境を聞いて、いいなあと思うことがあります。
父が音楽家で母が女優という恵まれた環境に育ちとか、そんな話はありますよね。あの有名な
家系の生まれで・・・とか、でも無一文から一代で確固たる地位を築く方もいらっしゃるし、
結局はなんでしょうか。
私レベルでも言われます。いいですね、自分の好きな事で食べて行けてとか、
才能がある人はとか。とんでもないです。それなりの事をいつもやっているつもりです。
音楽でやって行くのは、生半か気持ちではないです。でもとても楽しいのは事実です。
いつでも謙虚な気持ちです。
結局どれ位好きで、思いをどれ位強く描き続けるかでしょうね。音楽っていいなぁ。
バイオリズム
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年5月号掲載/2005年4月10日発売 )
やはり波のように周期ってありますね。ずっと横ばいの線が続くこともあるし、
上り坂や下り坂もあるし、波の上や下の時、自分がどんな態度でいるかは
人それぞれでしょう。
どちらも長く続くものではないし、ずっととどまることはない。
一瞬一瞬を大切にして、良い時には「良い時ばかり続くわけではない」
と心を引き締めて、悪い時には「いつまでも悪い時ばかり続くものではない」
と頑張っていく。諸行無常とはそういう意味でした。
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4thアルバム
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年6月号掲載/2005年5月10日発売 )
今まで3枚のアルバムと1枚のシングルを発表して来ましたが、バークレー出身でギタリスト・
コンポーザー・アレンジャーでケイコ・リーのプロデュースなどでも有名な吉田次郎氏の目
にとまり、ニューヨークでのレコーディングとなりました。
ピアノはニューヨークボイセズのピアニストとしても有名なアンディ・エズリン
ベースは世界中の若手ベーシストが聴きたがるという今一番旬のカール・カーター
ドラムはデヴィッドサンボーンツアーメンバーとしても活躍するジーン・レイク
そしてギターとプロデュースは吉田次郎氏です。
地方からいきなりですので、少々とまどっておりますが、私のサウンドが出せればと
思っております。皆さんがこの本を手にされる頃、日本をしばらく離れます。
又、ご報告いたします。頑張りま〜す!
アルバムつくりにおいて
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年7月号掲載/2005年6月10日発売 )
私の演奏は人に愛される演奏だと4枚目のプロデューサーの
吉田次郎氏はおっしゃいました。
アルバムつくりには自分なりにこだわりがあります。
ライブは出来るだけ、緊張と緩和を激しくすればいいですが、
アルバムは全体の流れが過度に刺激すぎないようにと思っています。
ライブはその場で体験するものですから、刺激的でドキドキハラハラが
あった方がいいと思います。
アルバムはす〜っと一枚を通してゆったりと聴いていたいと私自身が思うので
出来るだけ心地よくと思います。
ニューヨークレコーディング
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年8月号掲載/2005年7月10日発売 )
ピープルエッセイNo.83
ニューヨークレコーディング
世界で活躍する超一流はやはり全然違いました。
音そのものがとても歌っていること。とても音楽的で、どの楽器でも歌うことが
大事だなと思いました。
リズムは一拍の感じ方がとてもゆったりと長く、落ち着いているけれど、
シャープに切れている。そんな感じでした。
すこしのやり直しはあったものの、ほとんどが一回仮に演奏して、ワンテイクか
2テイクで録音されたものです。今の私のそのままが出ています。
ギター・編曲・プロデュース吉田次郎
ピアノ アンディ・エズリン ベース カール・カーター ドラム ジーン・レイク
リリースの方法や時期はまだ未定ですが、音楽通が聴いても、うなるアルバムだよと
吉田次郎はおっしゃってくださいました。皆さん、ご期待ください。
ニューヨークレコーディング2
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年9月号掲載/2005年8月10日発売 )
写真は左からギター・編曲・プロデュースの吉田次郎氏 ピアノのアンディ・エズリン
中央が私 ベースのカール・カーター ドラムのジーン・レイク
1stアルバムの曲ハッピーを録りおえたとき、モニタールームで自分たちの演奏の
プレイバックを聴きながら、みんなで踊リ出してそれは楽しいひと時でした。
彼らは、私のオリジナルをまるでずっと昔から演奏していた得意なレパートリーのように、
演奏していました。フェードアウトして終わる曲もありますが、CDでは編集のため聴くこと
が出来ないのが残念なくらい、いつまでもかっこいいサウンドでした。
基準をあげること
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年10月号掲載/2005年9月10日発売 )
自分の中の基準を上げて行くことは、クリエーターとしてとても大切だなと
思います。自分の中にないものは出せないし、伝わらない。生まれつき高い基準を
持っている部分もあれば、影響を受ける部分もあるでしょう。
自分本来のものを尊重することを大切にしながら、全体のグレードをあげるというか。
それは自分の周りの物理的なもの、あるいは人的なものかもしれません。
クリエーターとしての役割はもっともっと高い基準から、わかりやすく、伝わりやすく
ユーザー側に還元することのようです。
そして発信するときは、平和や健康や幸福感や発展性をこめることだと思います。
芸術の秋
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年11月号掲載/2005年10月10日発売 )
とても過ごしやすい季節になりました。
読書の秋、馬肥ゆる秋、何かとこの季節は自分にとって恵をもたらす
季節として形容されます。寒くもなく、暑くもなく、ここちよい風が野山を吹き抜けます。
この時期は特に演奏会なども多く、各地で様々な催しが行われますね。
音楽の力の偉大です。一人でも多くの人を感動させることが出来るからです。
感動とは「美しい行為、話、芸術作品を見聞きし、人間の理想にふれ、充足感を覚える」
[三省堂]とあります。自分を高めるのにとてもふさわしい季節だと思います。
名札
深町宏のHEART OF MINE
( タウン情報誌People 2005年12月号掲載/2005年11月10日発売 )
昼間、家にいるといろんな勧誘の電話があります。
番号の非通知による電話は、電話機がはじくようにしています。
186をつけて発信して下さいって流れます。
自分の番号を隠す必要がなぜあるのかなと思います。
自分の所在を明らかに出来ないような人から、商品を買う人はいないと思いますが、、、。
あなたは名札をしなさい。私は匿名ですから。
あなたは見えるようにしておきなさい。私は隠れていますから。
といった人間関係のようです。
「天を仰いで天に恥じず 地に伏して地に恥じず」
心にやましいことがないなら、どこを向いても恥じることはない
って諺にありましたね。